日々忙しい看護師の中には、自分の体調管理が後回しになっているような方もいらっしゃるでしょう。患者の健康をサポートするためには、まず自分自身が健康であることが何より大切です。そのためには、毎日の食事で必要な栄養をしっかりと摂取することが欠かせません。体を動かすためのエネルギー源として、炭水化物は非常に重要です。パンやごはん、麺類などから摂取することができます。エネルギーをすぐに使う場合もあれば、体内で蓄えておくこともあります。しかし、何よりもバランスが大事ですので、過剰に摂ることがないよう注意しましょう。たんぱく質は、体の組織を作るために必要な栄養素です。健康な皮膚や髪、筋肉等を維持するために必要です。肉や魚、豆類から摂ることができるため、日々の食事にしっかりと取り入れることが大切です。そして、ビタミンやミネラルも、体の機能を正常に保つために不可欠です。特にビタミンCは、免疫力を高める助けとなります。野菜や果物に多く含まれているので、毎食に色々な食材を摂るようにしましょう。

さらにカルシウムは、骨や歯を強く保つために必要な栄養素です。牛乳や乳製品、小魚などから摂取が可能です。特に看護師の方は、立ち仕事が多いため、足腰を支える骨をしっかりと保つ必要があります。そして、十分な水分を摂ることも忘れてはいけません。人の体は大部分が水分でできており、水分不足は疲労や集中力の低下を招きます。1日に必要な水分量は人によって異なりますが、おおよそ1.5リットルから2リットルが目安とされています。食事からしっかりと栄養を摂取し、身体を大切にすることこそ、より良い看護を提供するための第一歩です。バランスの良い食事を心がけ、元気に働き続けましょう。