病院勤務をする看護師にとって、時は金なりというのが現場の状況になることは珍しくありません。早朝から勤務を始めて気がついたら勤務時間が終わりに近づいているにもかかわらず、その日のうちにやらなければならないことがまだ残っているという状況にあるのが通常の状態になるほどに忙しい職場も多いのが事実です。看護師は医療関係者の中でも患者との接点が最も多く、その応対にかかる時間に予測がつかないことが多いため、気がついたら時間が過ぎてしまっているということが多々あるのもそういった忙しさに拍車をかけています。
そういった忙しい日々を過ごすことになってしまうために、食生活が乱れてしまうことがむしろ典型的ともなっています。わずかに空いた時間になんとか食べ物を口に入れるというだけになってしまうこともあり、忙しい日にはそれが朝食から昼食、夕食と続いてしまうことになる場合すらあるのです。勤務時間が定められているとはいえ仕事が追いつかずに、ほとんどの時間を病院で過ごすことになる日もよくあります。朝はコンビニで買ったおにぎりやパンを食べ、昼は売店で買った弁当やサンドイッチを食べ、夕飯は自動販売機で買ったパンを食べるというひどい食生活をしている人も散見されます。しかし、病床数に対してある程度の看護師が確保されている病院では昼食に食堂に行くような時間があったり、朝食や夕食は自宅で食べる程度の余裕がある場合もあり、職場の状況に大きく依存するのが実態です。